オフィスの屋上で野菜を栽培
さまざまなメリットが
自宅やオフィスの屋上を利用し、野菜やハーブを育てる人が増えている。家庭菜園を始めることによって、市場やスーパーへ買い物に行く頻度が少なくなるため、外出や人との接触を減らし、時間とお金を節約することができる。オフィスで育てた野菜は、ランチに食べることもあり、同僚と野菜を収穫をすることで、社内コミュニケーションの向上やストレス解消に繋がる。また、オフィスの屋上で野菜の栽培することで、屋上に直射日光が当たるのを防ぎ、オフィスが涼しくなる効果もあるという。ほうれん草(スーパーでは約200円/1kg)やきゅうり(スーパーでは約100円/1kg) 、そしてベトナムの食事には欠かせない香草などを短期間で簡単に栽培できるものが人気の理由だ。
ダナンやホーチミンで
家庭菜園の増加が見られる
COVID-19の社会的隔離期間には、不要な外出を控えるよう政府から指示があったため、スーパーや市場へ行く回数を減らす人が増えた。ECサイトなどが発展する一方で、食の安全性への関心が高く、健康意識の高い層の間では、家庭菜園が広がりを見せている。COVID-19第2波の中心地となったダナンでは、特にその傾向は顕著だった。またホーチミン市は、年間を通じて天候が良いことが多いため、屋上で野菜を作ることがそこまで難しくない。そのため、屋上での家庭菜園は、引き続き広まっていくとみられる。
※本記事は、業務提携先のHISベトナムとの共同執筆となります。