1日1,000個販売される
黒いバインミー
ホーチミン市内のバインミー店「HOANGPHAT」の黒いバインミー「bánh mì bóng đêm(bánh mìはパン、bóng đêmは影という意味)」が、注目を浴びている。口コミやSNSで話題となり、2020年9月末には、1日1,000個を販売している。「HOANG PHAT」では、ベトナム風のハムや焼き豚などメインを4種類の具材から選ぶことができ、1つ25,000VND(約100円)。
SNSで黒いバインミーが話題になったことで、黒いバインミーをパン粉代わりに使用した「黒いトンカツ」を出す店なども出てきている。
地元の特産品のイカスミと竹炭で
クアンニン鉱山の炭鉱をイメージ
バインミーは、肉や野菜など様々な具材をフランスパンに挟むベトナムの国民食で、朝食や軽食として食べるのが一般的である。2020年7月頃、クアンニン出身の5人の若者が、地元の特産品を使った商品を考案したいと思ったことがきっかけだ。黒いバインミーは、クアンニン鉱山の炭鉱をイメージし作られ、竹炭と特産品のイカスミを使用している。
竹炭は、ベトナム国内でミネラルが豊富に含まれ健康に良いとされ、竹炭を使ったケーキや月餅、ハンバーガーなども販売されている。また、ベトナムで多く栽培されているドラゴンフルーツを練り込んだパンが発売されるなど、地元の特産品と健康をミックスした商品が今後も生まれていくだろう。
※本記事は、業務提携先のHISベトナムとの共同執筆となります。