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COVID-19で高まる個人の衛生意識/企業は衛生意識の変化を商機に

ベトナム
布マスクeye
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大都市を中心に衛生意識が高まる
携帯消毒液やウエットティッシュが人気

COVID-19が拡大した大都市を中心に、衛生に対する意識がCOVID-19以前から大きく変化した。自宅や事務所だけでなく外出先でも清潔を保ちたいと思う人が増え、携帯できる消毒液やウエットティッシュなどが多く販売されるようになった。特に消毒は、手洗いよりも手軽にできる殺菌手段として生活に密着しており、今後も定着する様相をみせている。
衛生意識の変化に商機を見つける企業もある。月に約2億枚の布マスクを生産するといわれるベトナム繊維業界の50社の中から、日本をはじめとした海外へマスクを輸出したり、長期の輸出契約をする企業が出てきた。また、コーヒー繊維から1枚9万9,000VNDのマスクを開発した「AirX」というスタートアップも登場。清潔意識が高まったベトナム国内でさらなる市場開拓を行い、海外へと打って出ようとしている。

布マスク1

月間約2億枚の布マスクを生産
海外輸出に活路を見出す

旧正月後から3月初旬頃まで、ベトナム国内は感染者数ゼロの日が続いていた。政府や企業が主導して、街頭ポスター、電話の呼び出し音、スマートフォンの電波表示などを用いて、外出自粛や清潔維持を呼びかけ、市民はそれに従っている状態だった。しかしその後、感染に対する緊張感が高まった3月中旬頃からは、多くの人が自ら不織布製の使い捨てマスクをつけ、手洗いや消毒などを励行するようになり、衛生意識が高まった。
また、COVID19以前から、バイクによる排気ガスなど大気汚染問題が深刻なベトナムでは、もともと外出時に布マスクをつける習慣があった。COVID-19を契機に、繊維メーカーは、繰り返し使える布マスクの利点を打ち出し、販路を拡大している。これまでに積み上げてきたマスクづくりのノウハウや安価な人件費を活かせるうえに、かつては輸入品が多くを占めていた素材が、昨今は現地調達が可能になるなど追い風が吹いている。

布マスク2