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マレーシア初!ハラル料理に特化したデリバリーサービスが拡大中

マレーシア
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イスラム教徒の多い東海岸に事業を拡大
年内には全国展開予定

マレーシア初のハラール料理専門デリバリーサービス「ode Jee」が、2021年1月より営業を始めた。3月下旬にはマレー半島南端のジョホール州で300店舗が参加、4月にはイスラム教徒であるムスリム住民の多いマレー半島東海岸の3都市に事業を拡大した。年内には首都圏、ボルネオ島を含む全国に展開する予定だ。
経営または調理がムスリムであれば、ハラル認証がない店でも参加できる。デリバリー対応時間は7時~23時で、10km圏内の店舗からの配達を引き受ける。配送料は距離によるが、3.65~11.50リンギ(約95~300円)程度。支払いはオンライン決済だ。マレーシアのムスリムの多くはマレー人だが、同社のウェブサイトはマレー語版と英語版の2通り用意されており、外国籍のムスリムも安心して使うことができる。

 


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ハラールに特化したフードデリバリーで
ムスリムの選択肢が広がる

ムスリムは、聖典「コーラン」とムハンマド言行録の「ハディース」などに基づいた、ハラールの戒律で許された飲食物を口にするのが原則だ。マレーシアでは、国のイスラム開発局(JAKIM)が認証したハラル・マークが目安になっている。フードデリバリーサービスでは最大手のFood pandaや、Grab foodなどにもハラール料理のカテゴリーがあるが、ハラル専門のサービスであれば、ムスリムにとって料理の選択肢が増えることになる。
マレーシアのムスリムは人口の約6割程度だが、地域による偏りが大きく、首都圏など都市部は外国人を含む非ムスリムが多い。マレー半島の地方部、特に東海岸地域はムスリムが多く、イスラム色が強いといえる。
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