発売5ヶ月で20万個以上を売り上げた
自然由来成分入り美容液
キク科の植物であるケットンスッ(クソニンジン)の抽出物を配合した美容液「ケットンスットリートメントエッセンス」が人気である。2019年3月初めに発売以来、1ヶ月でコスメブランド「MISSHA」史上一番の売上を記録、5ヶ月で20万個以上が売れた。POWDER ROOMなど、11のビューティーアプリでも基礎ケア商品部門ランキング1位を獲得した。
もともとケットンスッには抗炎、解熱、鎮痛、抗菌、抗ウイルスなど多くの効能があり、商品にも自然由来成分であることが強調されている。発売開始当時の商品名は「アルテミシア(キク科ヨモギ属のこと)トリートメントエッセンス」だったが、途中で主成分であるケットンスッ(クソニンジン)を商品名に据えたエッセンスに変えたことで、売上が爆発的に伸びた。
ビーガンビューティ、クリーンビューティ
化粧品の含有成分を意識する人々が増加
敏感な肌でも安心して使えるとして、自然由来成分の商品がビューティー業界の売れ筋アイテムになっている。最近は動物実験をせずに、植物成分を追求するビーガンビューティー、有害成分を完全に排除したクリーンビューティーまで登場している。
以前は化粧品購入時には、ブランド、会社名が商品選択の重要な基準だったが、最近は化学成分を完全に排除していることに重きが置かれ、幼児用の化粧品を使う大人たちも増えているほどだ。化粧品の含有成分が消費者にとって重要になったことから、業界でも自然由来成分を抽出して活用する技術に投資を集中させている。