自宅で作って楽しんでいたダルゴナコーヒーを
提供するカフェが増加
COVID-19感染予防対策として、社会的隔離期間(2020年4月1日~4月22日)が設けられたベトナムでは、自宅でインスタントベトナムコーヒーを使った、ダルゴナコーヒー作りが流行。社会的隔離解除後は、ダルゴナコーヒーを提供するカフェが続々と登場し、カフェの人気メニューになっている。カフェ「Effoc」では、エスプレッソとブラウンシュガーを使った「ブラウンシュガーエスプレッソダルゴナ」45,000VND(約200円)と、ベトナム版スムージー「シントー」でもよく使われるアボカドを使った「ダルゴナ アボカド チーズフォーム」50,000VND(約230円)を販売をしている。
ベトナム大手カフェチェーンの「ハイランズコーヒー」では、自社のインスタントコーヒーと、ベトナムコーヒーを作る際に利用するフィンを使った、ダルゴナコーヒーの作り方動画をwebで公開している。そのほか「Xing Fu Tang」、「Monkey In Black Cafe」などの人気カフェでも提供がはじまり、ダルゴナコーヒーは多くのカフェで飲めるほど浸透している。
ダルゴナコーヒーチャレンジの
TikTok再生回数は13,000回以上!
ベトナムでは、K-POPの人気が高く、韓国トレンドが注目されている。社会的隔離期間に 「ダルゴナコーヒーチャレンジ」という、インスタントのベトナムコーヒーを使い、ダルゴナコーヒーを作る動画をTikTokにアップする事が流行った。ベトナムでは、ダルゴナコーヒーという呼び方の他に、cà phê bọt biển(bọt biểnとはベトナム語で海の泡という意味)とも呼ばれ、Cà phê bọt biểnに関する投稿は、7月中旬時点で、TikTokの視聴回数が13,000回以上、Instagramのハッシュタグをつけたpost数は700以上あった。社会的隔離解除後は、ダルゴナコーヒーチャレンジの流行を受けて、カフェでも提供されるようになり、作るのに手間が掛かるダルゴナコーヒーを気軽に楽しめるようになった。
※本記事は、業務提携先のHISベトナムとの共同執筆となります。