寿司をオーブンで焼き
海苔で巻いて食べる「焼き寿司」
フィリピンで日本人があっと驚く寿司が大人気となっている。もともと日本や日本食好きが多いフィリピンだが、コロナ禍で人気が急上昇したのが、寿司をオーブンで焼いてしまうという進化系の「焼き寿司」(Sushi Bake)だ。
耐熱容器に酢飯を入れ、その上にカニかま、焼き鮭フレーク、クリームチーズやサワークリーム、マヨネーズ、とびこなどを混ぜたフィリングを乗せ、ふりかけなどをトッピングしてオーブンで焼き上げる。焼きあがったら手巻き寿司の要領で、海苔に巻いて食べる。
ユニークなだけでなく、とびきりおいしいということで、まずはフードデリバリーで人気商品になった。その後、自宅で好きな具材をトッピングして作る人が増えた。SNSやYoutubeでも注目を集めており、YouTuberのLianLimの動画の再生回数は77万回を超えている。またフィリピンを代表するエンタテインメント情報サイト「Click The City」の2020年6月17日の記事では、マニラにおけるコロナ禍のトレンド食品・飲料ベスト10に選ばれている。今までにない斬新な食べ物で、味もおいしく、自分の好きなようにアレンジができて、簡単に作れるということで、コロナ禍のトレンド料理になっている。
SNSや各種メディアでも
注目の料理として話題に
2020年3月中旬よりロックダウン状態が続いているフィリピン。外出が規制される状況下で、今まで以上に食や料理に楽しみを見いだす人が多くなっていた。閉塞感の漂う中、その斬新さが目を引いて注目をされたのが焼き寿司だった。4月頃からSNSや各種メディアで注目の料理として取り上げられ、お寿司とは到底思えない「funny」なのに「yummy」であると、一気に広まった。6月頃には人気がピークになり、その後も人気は継続している。