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ごみの分別やリサイクルなど環境意識に変化の兆し!Eリサイクルスタートアップが続々と登場

インドネシア
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Eリサイクルスタートアップが続々と登場
貯めたポイントは飲食店などで利用可能

インドネシアは国土も広く地域差が大きいことから、行政や大手リサイクル企業のごみの回収やリサイクルなどのサービスが行き届いていない。そこに注目したEリサイクルスタートアップ企業がジャカルタや地方都市で登場し、注目されている。家庭ごみや零細企業のごみを回収し、大手リサイクル会社に売り収益を得るというビジネスモデルである。

代表的な企業としては「Rekosistem」や「Octopus」、「Waste4Change」などがある。「Rekosistem」は、丸紅インドネシア会社と2022年4月から提携して、回収ボックスの設置などを行っている。回収のシステムとしては、まず各社のアプリからごみ収集を依頼し、①自宅まで回収に来てもらう、②有人収集所までごみを持ち込む、③無人の回収ボックスに投函する、④郵送する、の4つの方法がある。ごみの回収時にポイントが付与され、集めたポイントで景品と交換したり、換金できる。「Rekosistem」のアプリを利用し、1週間分のごみをごみ収集所に持ち込んだところ、3,920ポイントが付与された。ポイントは提携企業(飲食店やレジャー施設など)で使えるバウチャーと交換できて、今回のポイントで約150,000ルピア(約1,320円)分のバウチャーと交換できた。

手軽に利用できるごみ回収アプリを提供し
リサイクルなど環境意識の向上が期待される

インドネシアはプラスチックごみの海洋排出量が世界で上位に入っている。廃棄されるごみのうち、分別されてリサイクルされるものは全体の約10%程度にとどまり、残りの90%以上はごみ処理場に堆積されている状況だ。家庭でごみの分別は行われておらず、ごみの分別やリサイクルに対する意識はかなり低い。その一方で、インドネシアは低所得者でもスマートフォンの普及率が高いことから、簡単に使えるアプリでごみの分別回収がでてき、そこから収益を得られるシステムが注目を集めている。今までごみの分別をしないで捨てたり自宅で燃やしていた人も、ごみが少ないながらも収入になることによって、家庭でのごみ分別やリサイクルへの意識、環境に対する関心が高まることが期待されている。