食料品や生活用品を量り売りする
エコショップ「NUDE」
環境保護の観点から、パッケージの無駄を省こうというコンセプトのショップが2018年に登場した。「NUDE」では、米や雑穀、スパイスから洗剤にいたるまで、さまざまな食料品や生活用品を量り売りで販売している。仕組みはいたってシンプルで、購入者は自分で容器を持参し、買い物に来る。値段はハンドソープRM5.5/kg(約140円/kg)、洗剤はRM4/kg(約100円/kg)など個包装を買うよりもリーズナブルだ。柔軟剤、シャンプー、殺虫剤、ペット用アイテムなどは、中身にもこだわっており、自然由来のものを多く使用している。消耗品のみではなく、ストローやエコバック、天然由来のアロマオイルや基礎化粧品もあり、ナチュラリストにも人気があるという。
現在はプタリン・ジャヤに一店舗のみで、少し不便な場所にあるが、週末たくさんの容器を持って車で買い物に来る人でにぎわっている。都心部を中心に急速にエコ意識が高まっている。
都市部で高まるエコ意識
留学先で関心を持つ人も
数年ほど前から、スーパーマーケットのレジ袋をなくしたり、ストローやプラチック容器の禁止など、プラスチックフリーへの意識が高まった。マレーシア人は、欧米やオーストラリアへ留学や仕事で行く人が多く、現地でエコに関心を持つことが多い。帰国後、マレーシアでエコ活動をする人が多くなっている。