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心身を満たす、一風変わったクラフト体験が充実するマレーシア/リアル&オンライン開催でZ世代に人気

マレーシア
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ネオンサイン作りやタフティングなど
ハンドメイド体験型ワークショップが人気

以前からスイーツクッキングクラスやバテック(マレーシアの伝統工芸・ろうけつ染め)などのワークショップはあったものの、今は一風変わったクラフト体験を楽しむ場が増えている。たとえば、ネオンサイン作りやタフティング(RM130、約4,260円/人)、陶器作り(RM140、約4,400円/人)、ワインを飲んでリラックスしながらカップルや友人と1つのキャンバスにシームレスなアートを創るアート&ボンディング(RM128、約4,200円/人)など様々な体験型ワークショップがある。特にマット作りやペインティングはZ世代に人気がある。こうした体験は仕事や学校とはまた異なる緊張感をもって自分と向き合い、今まで味わったことのないような体験や世界観によってマンネリとした日常を忘れられることから、ウェルビーイングな価値観や自分自身の再発見につながったり、心身ともに満たされる感覚が得ることができる。 Z世代たちは買い物などにはあまりお金を使わないものの、ワークショップのような体験にお金をかける傾向にある。

コロナ禍を経てオフライン・オンラインで
新たな体験を楽しむマレーシアのZ世代

ワークショップに参加する人はリアルで体験できるイベントだけでなく、オンラインでの参加も多い。旅先体験予約サイト「KLOOK」で1度に3種類のクラスに登録することでディスカウントになるなど、手軽にワークショップに参加することができる。また、「Craftla.co」のオンラインクラスでは、高齢男性が料理で利用する昔ながらのケトゥパット(草の編み込み)を教えるものもあり、伝統的な体験ができるとZ世代にも人気だ。また、今ブームの韓国基礎化粧品の作り方を1から教える専門的なものなど、様々な人がそれぞれに持つ特技を教えている。オンラインワークショップは外出する必要がなく便利で手軽であるだけでなく、ワークショップを通じて自宅からでも人や体験と繋がることができることが魅力。また、居心地の良いアートスタジオ「アート&ボンディング」は、誰もが画家になれると謳い、ワインやジュース、コーヒーなどドリンクを飲みながらペアを組んで共同でアートを作成する。
リアル・オンラインともにワークショップが盛り上がりを見せている背景には、パンデミックで閉鎖的な経験をしたZ世代たちの、何か新しいことをトライして活気を取り戻したい、新しい趣味を開拓したい、日常生活に楽しみを加えたいという思いがある。